名古屋市港区にある「名古屋市港防災センター」は、震度7の地震体験を無料でができる防災の体験施設です。伊勢湾台風の3Dシアターや、煙の中を避難する体験、本物の消防ヘリコプターの展示まで、基本の施設はすべて無料で楽しめます。
この記事は、名古屋で子どもと一緒に防災を学べる場所を探している人に向けて書いています。2026年8月に子どもと行ってきた体験をもとに、地震体験の時間と予約のルール、煙避難体験の注意点、駐車場と行き方までまとめました。
【この記事でわかること】
名古屋市港防災センターとは|入場も体験もすべて無料
名古屋市港防災センターは、名古屋市が設置している防災の学習施設です。地震・台風・火事への備えを、見るだけでなく体験しながら学べるのが特徴で、地下鉄「港区役所」駅のすぐそばにあります。
いちばんうれしいのは料金です。入場料も、地震・3Dシアター・煙避難の3つの体験も、すべて無料。基本の施設はお金をかけずに一通り体験できるので、子連れのおでかけ先としておすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金 | 無料(入場・体験とも) |
| 開館時間 | 9時30分〜16時30分(体験は16時まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝休日の場合は開館し、直後の平日が休館)/第3水曜日/年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 予約 | 10名未満は不要(当日先着順)/10名以上は団体予約 |
| 館内の飲食 | 禁止 |
※臨時休館の日もあるので、出かける前に名古屋市港防災センターの公式サイトで確認しておくと安心です。
名古屋市港防災センターの地震体験は震度7|こわがっていた子どもも体験できた

施設のいちばんの目玉が、1階の地震体験室です。油圧で床を動かす装置で、過去に実際に起きた大地震の揺れを再現していて、震度7の大きな揺れを体験できます。
部屋はキッチンやテーブルのある家の中のような造りになっています。揺れを体験するだけでなく、揺れたときの身の守り方や、地震のあとに取るべき行動もスタッフが教えてくれます。
わが家の子どもは、最初はかなり怖がっていました。それでも安全に体験でき、終わってみれば震度7がどれほどの揺れなのかを体で知れる、とても貴重な経験になりました。
ニュースで「震度7」と聞いても、実際の揺れは想像しにくいものです。一度体で知っておくと、家具の固定や防災グッズなど、家の備えを見直すきっかけにもなります。
名古屋市港防災センターの体験の時間割|10名未満なら予約なし
個人や家族で行く場合、10名未満なら予約は不要です。当日、受付に行けば先着順で案内してもらえます。
| 体験 | 時間 |
|---|---|
| 地震体験(1階) | 毎時00分・30分スタート |
| 煙避難体験(2階) | 毎時15分・45分スタート(最終15時45分) |
| 3Dシアター(2階) | 随時 |
| 2階の休止時間 | 12時〜13時(機械メンテナンス) |
| 体験の終了 | 16時 |
地震体験と煙避難体験は開始時刻がずれているので、組み合わせて回りやすくなっています。2階の体験はお昼の1時間が休止になるので、お昼をはさむなら12時までに2階を済ませておくのがおすすめです。
なお、団体の予約が優先されるため、日によっては長く待つこともあるそうです。混み具合は電話(052-651-1100)で確認できます。団体での申し込みは公式の防災体験のご案内から行えます。
伊勢湾台風の3Dシアター|昭和の町並みで台風の怖さを知る

2階には、昭和34年に東海地方を襲った伊勢湾台風のコーナーがあります。

3Dシアターでは、伊勢湾台風が近づいてくる様子の再現や、南海トラフ巨大地震で起きる津波のシミュレーション映像を、3D映像と音や照明の演出で見ることができます。
2階のフロアは、古い洗濯機や木のたらい、たばこ屋の看板などが置かれ、昭和のころの町並みのような雰囲気です。伊勢湾台風が来た時代の暮らしをイメージしやすい展示になっています。

パン屋さんの店先を再現した一角には、ミニシアターもありました。伊勢湾台風の展示室では、当時の体験談や、クイズで学べるデジタルの展示も見られます。
煙避難体験は薄暗いので、暗い所や狭い所が苦手な人は注意

同じ2階には、火事の煙の中を避難する煙避難体験室があります。煙の性質を知り、低い姿勢で避難する方法を体験できるコーナーです。

入口は食堂の店先を再現した造りで、中は実際に少し薄暗く、閉じられた空間です。閉所や暗いところが苦手な人は、無理に入らないほうがいいと思います。
いっぽう、わが家の子どもはよほど面白かったのか、「もう一回行きたい」と言って2回入りました。暗さが平気かどうかで、好みがはっきり分かれる体験だと思います。
体験は毎時15分と45分にスタートし、説明を含めて10〜15分ほどです。予約は不要で、開始時刻の数分前に2階の体験室の前へ集合します。
煙避難体験の注意点
- 入口の扉には「体験は1日1回でお願いします」との掲示があります
- ぜんそくなど、肺や呼吸に持病がある人は参加できません
- ハンカチやマスクで自分の鼻と口を覆えない人は体験できません
- 暗い場所が苦手な人には向かない、と案内板にも書かれています
- 12時〜13時はメンテナンスのため休止
消防ヘリ「なごや2」は中に入れるフォトスポット

館内には、本物の消防ヘリコプター「なごや2」が展示されています。阪神・淡路大震災のときにも活躍した機体です。
うれしいのは、ヘリコプターの中に入って写真が撮れること。記念写真を撮るのにぴったりのフォトスポットになっています。
館内の展示や体験室は、基本的に自由に写真を撮れます。ただし一部に撮影禁止の展示もあるので、掲示に従ってください。
防災グッズの展示や企画展も見ごたえあり

体験以外にも、非常持出品や備蓄品、防災グッズの展示があります。家にそろえておきたいものを実物で確かめられるので、防災リュックの中身を見直すのに役立ちます。

ほかにも、SDGsについて紹介するコーナーがありました。

わが家が行った2026年8月は、企画展「宇宙×防災」を開催していて、災害時に活躍する人工衛星や宇宙食が紹介されていました。「宇宙食を災害食へ」と題して、宇宙食を非常食として備える考え方も紹介されています。
企画展に、おばまで買った若狭宇宙鯖缶が展示されていた

宇宙食の展示の中に、若狭宇宙鯖缶が並んでいました。わが家が以前、福井県小浜市の道の駅 若狭おばままで買いに行った鯖缶です。思わぬところで、見覚えのある缶に出会えました。
若狭宇宙鯖缶は、福井県の若狭高校(旧・小浜水産高校)の生徒たちが約14年かけて開発し、2018年にJAXAの宇宙日本食に認証された本物の宇宙食サバ缶です。実際に食べてみたら家族全員が驚いた、今まででいちばんおいしい鯖缶でした。
企画展は時期によって入れ替わります。2026年9月19日から11月23日までは、伊勢湾台風写真展を開催中です。
名古屋市港防災センターの駐車場・アクセス・基本情報

名古屋市港防災センターには専用の駐車場がありません。車で行く場合は、周辺のコインパーキングを探すことになります。わが家も近くのコインパーキングに停めました。
公式サイトでは、近くの公園などの駐車場が空いていれば停められると案内されていますが、駐車場所は確保されていません。名古屋高速を使うなら「港明」出入口が近いです。
いちばんラクなのは地下鉄です。最寄りは地下鉄名港線の「港区役所」駅で、①番出口から北へ徒歩3分。センターは港区役所のとなりにあります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | 名古屋市港防災センター |
| 住所 | 〒455-0018 愛知県名古屋市港区港明一丁目12-20 |
| 電話 | 052-651-1100 |
| 開館時間 | 9時30分〜16時30分(体験は16時まで) |
| 休館日 | 月曜日(祝休日の場合は直後の平日)/第3水曜日/年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 料金 | 無料 |
| 予約 | 10名未満は不要/10名以上は団体予約 |
| 電車 | 地下鉄名港線「港区役所」駅 ①番出口から北へ徒歩3分 |
| 車 | 名古屋高速「港明」出入口が近い/専用駐車場なし |
| 授乳室 | 2階に1室(スタッフに声をかける) |
| 公式サイト | 名古屋市港防災センター 公式サイト |
よくある質問
Q. 名古屋市港防災センターの料金はいくら?
A. 入場も、地震体験・3Dシアター・煙避難体験もすべて無料です。
Q. 地震体験は予約が必要?
A. 10名未満なら予約は不要で、当日先着順です。10名以上の団体は事前の申し込みが必要で、個人より団体予約が優先されます。混雑状況は電話(052-651-1100)で確認できます。
Q. 地震体験は何時からできる?
A. 1階の地震体験室で、毎時00分と30分にスタートします。体験は16時で終了です。
Q. 子どもでも震度7の地震体験はできる?
A. わが家の子どもも体験できました。最初は怖がっていましたが、安全に体験できています。公式サイトの案内では年齢制限は見当たりませんでしたが、小さな子どもが心配なら当日スタッフに相談すると安心です。
Q. 煙避難体験で気をつけることは?
A. 中は少し薄暗く、閉じられた空間です。暗い所や狭い所が苦手な人は無理をしないでください。ぜんそくなど呼吸器に持病がある人や、自分で鼻と口を覆えない人は体験できません。入口には「体験は1日1回でお願いします」との掲示があり、12時〜13時は休止です。
Q. 駐車場はある?
A. 専用の駐車場はありません。わが家は近くのコインパーキングを使いました。地下鉄名港線「港区役所」駅の①番出口から徒歩3分なので、電車で行くのがラクです。
Q. 所要時間はどれくらい?
A. 公式サイトの団体向けの案内では、3つの体験で約60分、館内の自由見学と合わせて約90分が目安です。個人で行く場合は体験の開始時刻にあわせて回るので、待ち時間も考えておきましょう。
Q. 館内でお弁当は食べられる?
A. 館内は飲食禁止です。お昼は近くの公園などを利用するよう案内されています。授乳室は2階に1室あります。
Q. 港防災センターは移転するの?
A. 名古屋市が、野跡小学校の跡地に移転改築する計画を進めています。2026年9月時点で、新しい施設の開館時期は公表されていません。最新の情報は名古屋市の公式ページで確認してください。
まとめ|名古屋市港防災センターは無料で防災を体で学べる
- 入場も、地震・3Dシアター・煙避難の体験もすべて無料
- 1階の地震体験室で震度7の揺れを体験できる(毎時00分・30分)
- 10名未満なら予約なし。当日先着順
- 煙避難体験は薄暗く狭いので、苦手な人は無理しない。子どもは気に入って2回入った
- 2階の体験は12時〜13時が休止
- 消防ヘリ「なごや2」は中に入れるフォトスポット
- 専用駐車場なし。地下鉄「港区役所」駅①番出口から徒歩3分
最初は怖がっていた子どもにとっても、震度7の揺れを安全に体で知れたのは大きな収穫でした。基本の施設はすべて無料なので、名古屋で子どもと防災を学べる場所を探しているなら、一度行ってみる価値があります。
名古屋で子どもと無料で行ける体験施設としては、でんきの科学館もおすすめです。ほかの東海エリアのおでかけ記事はトップページからどうぞ。




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